データ復旧・復元方法について (物理障害復旧)

ハードディスクからカタカタと音がする、あるいは、ハードディスク自体に

電源が入らない、などといった現象が発生した場合、ハードディスクが

物理的に障害(故障)を来たしている可能性があります。

 

このような時でも、物理復旧サービスを利用することで、大切なデータを

救出できる可能性があります。

弊社の物理復旧調査の現場の様子をご紹介します。

 

クリーンルーム入口.jpg

ハードディスクは、衝撃や、静電気、水分やホコリに弱いので、復旧

作業は、専用のクリーンルームで行われます。

 

物理復旧の作業を行うスタッフは、まず防塵服を着用し、クリーン

ルームの入り口でエアーシャワーを浴びてから入室します。

 
ハードディスク分解.jpg
クリーンルームの中で最初に、ハードディスクの分解作業を行います。
精密作業ですので、集中力が肝心・・・。

磁気ヘッドの取り外し.jpg
ハードディスクの蓋を開け、プラッタ(円盤)にキズをつけないよう細心の
注意を払いながら磁気ヘッドを取り外します。

磁気ヘッドの取り外し2.jpg
磁気ヘッド(読取装置、レコードの針に当る部品です)に問題がないか
確認します。

純粋発生装置.jpg
磁気ヘッドに汚れが付着している場合は、純水発生装置で精製した純水を
使い洗浄します。

磁気ヘッドの洗浄.jpg
純水で磁気ヘッドを洗浄しているところ・・・、なんとなくメガネ屋さんの
店頭にある”アレ” を連想させますね。
 
プラッタの検査.jpg
次に、ハードディスクの円盤(プラッタ)の検査を行います。先ほどの
ほのぼのとした作業とは違い、こちらはデジタルチックな作業です。
 
電子顕微鏡セット.jpg
洗浄作業でキレイなったプラッタ(円盤)ですが、ここで、さらに細かい
汚れやキズを電子顕微鏡で入念にチェックします。

電子顕微鏡検査.jpg
モニター上にプラッタ(円盤)の表面を拡大して、データの記録状態を
チェック。同時に表面の状況も把握します。

検出器外観.jpg
分子レベルまでの精密なチェックが必要な場合は、検出器を使用し
チェックします。”クリーンルーム” の名に相応しく、整理の行き届いた
調査環境は、工場というより医療施設のイメージです。

検出器画面.jpg
高感度の超軽元素分析を行います。

ハードディスクの組み立て.jpg
長年の使用で故障したり、磨耗した部品を交換しつつ、ハードディスクの
円盤(プラッタ)や磁気ヘッドを組み立てていきます。
 
工場の床や、作業をする机上には帯電防止のマットが敷き込まれ
静電気の発生を、極力防ぐような環境が整えられています。ここで
使われているツール(工具)も、やはり精密作業用です。

ハードディスク接続テスト.jpg
組み立てが終わると、いよいよハードディスクを接続し、動作テストを実施。
正常に動作すれば、物理処置が完了します。
 
こうして物理処置の終わったハードディスクに対し、高度なデータ復旧調査
を行い、ようやくお客様に復旧されたデータの詳細をご確認していただける
準備が整うわけです。 
 
 
 
データの確認が終わると、最終的に確定したデータ量に基づき、お客様用の
お見積りが作成されることになります。
 
費用のお打ち合わせが終わると、復旧したデータは、最後にCD-ROMや
DVDなどお客様にお渡しする納品用の媒体に書き込まれ、めでたく物理
障害のデータ復旧作業完了となるわけです。