抹消ツールの比較:ディスク上のデータを全部消したい場合

パソコンやディスクのデータを抹消したい時、どのソフトを選べばいいのか機能を比較しながら検討してみます。
データ抹消ソフト「ターミネーター」シリーズには、いくつかの種類があります。ご自分のニーズや環境に最適なものを把握することが大切です。
今日はまず、パソコン廃棄時などにオススメのソフトを見てみましょう。
●利用シーン
 ・中古PCを廃棄する
 ・リース満了などで、PCの過去データをすべて抹消する
 ・USBやHDDなどを使ったデータ受渡しの、セキュリティ確保
 (USBなどを最初にデータ抹消した上で、受渡しデータを保存する)
といった場合に最適なソフトは・・・
 ↓↓↓
「HDD抹消」または「データ完全抹消」です!
「HDD抹消」と「データ完全抹消」は、
どちらも
パソコンやHDDの中身を完全に抹消するソフトです。
Windows OSも含む、ディスク上の一切の情報を抹消します。
では、この2つの製品は、何が違うのでしょうか?
大きな違いは
-「HDD抹消」は安価で気軽に導入でき、
-「データ完全抹消」は、複数台同時抹消など、企業向けの機能が充実している
というところでしょうか。詳しくは、こちらの「機能比較表」をご覧ください。
次回は「全情報を消す抹消ツール」ではなく、「消したいものだけ消す抹消ツール」をみていきます。

データ抹消ソフト「ターミネータ」シリーズ

データ抹消ソフト「ターミネータ」シリーズの、それぞれについてご紹介します。
こちらでご紹介したように、消してしまったデータを復元できる!とデータ復旧ソフト「ファイナルデータ」が評判になるにつれて、「復元できないように完全にデータを消去するツール」へのご要望をいただくようになりました。
そうやって誕生したデータ抹消ソフト「ターミネータ」も、いまは製品として4種類、サービスとして1種類という大所帯になりました。
製品には、個人/法人問わずご愛用いただいている
そして法人・団体などの組織での利用に適した
企業情報データ抹消  があります。
またサービスでは、やはり企業向けの
データ抹消クラウドサービス」(PDF) があります。
それぞれの特徴を一言で言うと
・少ない台数を、OSも含めてまるごと抹消するなら「HDD抹消」
・OSも含めて抹消するけれど、PCが多数だったり、ガイドラインに従った
 レポートが必要なら「データ完全抹消」
・消したいファイルだけを抹消したいなら「ファイル選択抹消」
と言えます。
それぞれの製品の、少し踏み込んだ内容は、次回みていきたいと思います。

データ復元できないように抹消する「ターミネータ」

データ復旧ソフトやデータ復元サービスが日本で一般的になったのは、この10年ほどの間のことです。
それまでは、コンピュータ上のデータが消えた(消失/喪失)時にデータを取り戻す(サルベージ/データ復旧/データ回収)というのは、非常に専門的なことで、コンピュータにかなり詳しい方でもちょっと敷居が高く感じるような作業でした。
そのデータ復旧(サルベージ)という
「ふつうの人には、とてもできない高度な作業」を
「ソフトを使えば、誰でもできる作業」にしてしまったのが
ファイナルデータシリーズなのです!
発売後もしばらくは、パソコン販売店の方や、PC専門誌の編集の方などにご説明しても、
「え?! ソフトでできるの?」と驚いていらっしゃったことを思い出します。
さて、そうやって「ファイナルデータがあれば、データは簡単に復元できる」と
多くの方に知っていただくにつれて、だんだんに
「中古PCを廃棄した後に、データを復元されちゃったら困る」
という声もお寄せいただくようになりました。
そうして誕生したのが、データ抹消ソフトウェア『ターミネータ』です。
パソコンやサーバーは必ず、廃棄したり、リース品なら返却する時が訪れます。
そんなとき、万一、捨てたはずのPCやサーバーのHDDからデータが復元されてしまってはいけません。特に企業のサーバーなどには、多くの個人情報や重要な企業秘密が含まれているため、情報漏えいの危険をはらんでいますので、信頼できる性能が求められます。
データを「復旧できないように抹消してから廃棄」という、
新しい需要にお答えして登場した「ターミネータ」も、
ファイナルデータ同様に、多くのお客様に長くご支持いただいている製品です。
「ターミネータ」については、次回、詳しくご紹介いたします。

データ消失とデータ漏えい 混迷は続く

6月20日、突如としてクラウドサーバーに預けてあったデータが喪失し、ウェブサイトがダウンしたり、メールや顧客情報など社内の重要データが消えてしまうという、大規模なデータ消失事故が起こりました。
情報喪失があった5698件の顧客データは、ほとんどが復旧不可能で、一部はソフトウェアを用いてデータ復旧を実施。しかし、その中でデータ漏洩が起きたことが明らかになりました。情報漏えいが明らかになったのは、復元したデータを提供した一部顧客から、「社内の他の人のメールが読めてしまう」と連絡が入ったため。同一サーバに保存してあったデータを復旧した際に、欠損があり、混在することとなった模様。このため、復旧データの提供は6/22から停止しました。
ファーストサーバ社は、6月29日、データ喪失後に実施した復旧作業時に、対象サーバー103台、最大2308ユーザーの復元データの一部が、同じく障害の影響を受けた145ユーザーのデータ領域に混在した可能性があることを確認したと発表しました。これは同一の物理サーバー内で発生しており、同社はデータが混在した可能性があるユーザーに個別に連絡を取り、復元ファイルを削除するよう依頼していくとしています。
ファーストサーバ社の顧客は5万以上で、その8割は法人・官公庁関連でした。
被害にあった顧客の一社である小林製薬は、ファーストサーバで運用していた28のブランドサイトや携帯向けサイトがダウンしましたが、企業サイトや通販サイトは別な場所で運用しており、自社にバックアップデータもあったため、22日夜には全サイトの再開に成功しています。
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しかし、事故発生から2週間以上を経て、ウェブサイトがまだ不完全な企業もいまだに多い状況です。メール、顧客データベース、スケジュール管理などをクラウドに委ねていた多くの企業が、いまだ回復への模索を続けている状態でしょう。
業活動は、データと遮断されると成り立たないということ、データの重要性を、今回の事故をとおして改めて痛感しています。