こんにちは。日本データ復旧サービスセンターです。
お客様から頂いたお電話の中で、こんな会話がありました。
コールセンター担当者(以下CC):「・・・本当に今回は大変でしたね。」
お客様:「そうなんだよ。どうすればデータって飛ばないの?ふだんどのようにしていたら
良いのだろう?プロとして、何かアドアイスしてくれない?」
CC:「そうですね、セオリーとしてはバックアップソフトをお使いになるのが一番でしょう、
それと、パソコンをお使いになる環境も意外と大事ですよ。」
お客様:「どんな環境にしておくのがいいのかな?」
そのようなわけで、本日はパソコンのデータが「飛びにくい環境づくり」についてお話します。
パソコンにもさまざまなパーツが取り付けられていますが、データ復旧にもっともかかわりの
深いハードディスクにとって理想的な環境とは何か?を追求してみたいと思います。
ハードディスクは内部のディスク(円盤上の記憶媒体)を高速で回転させながら磁気ヘッドで
その記録面のデータを読んだり、反対にデータを書き込んだりする装置です。
ヘッドはディスクの記録面から、僅か0.01μmの高さを回転する風圧を利用して移動して
います。どれくらいの空間かというと、髪の毛の太さを80μmとした場合、磁気ヘッドは
8000分の1という微細なスキマを維持しながら、継続的にディスクの上面を行き来している
わけです。
当然このバランスが崩れると、磁気ヘッドは記録面に接触して、記録面上に回転キズ(円周
状のキズ)が生じることになります。つまりパソコンに与えた僅かな振動でも、このキズを
発生させる可能性があるというわけです。
もちろんハードウェアメーカーも、振動を出来るだけ抑制するため、筐体内にさまざまな工夫を
凝らしています。外付けハードディスクなど、移動が前提で製作されている筐体の内部には、
ダンパーと呼ばれる、特殊なゼリー状の樹脂キューブが必要な箇所に配置され、振動から
ハードディスクを守っています。また、デスクトップパソコンでも筐体にハードディスクを固定する
ベース(取り付け台座)のネジ固定箇所にゴムの緩衝材をかませたりしているのが普通です。
では、私達ユーザーはどのような使い方をするのが理想的でしょうか。
1. パソコンを不安定な場所におかない、デスクトップ型のパソコンであれば、机の足元では
なく机上に置くようにする。
2. 電源を入れたままパソコンを移動しない、ハードディスクのアクセスランプが点灯している
ときには(つまり、ディスク上で磁気ヘッドが移動している瞬間にあたるわけなので)
パソコンの移動を避ける。
3. 同じく、ハードディスク動作中はいきなり電源を切らない(=画面上でシャットダウンの
操作を正しく行なう)。
4. 再起動の際には、5秒くらい待ってから電源を再投入する。
ほんの僅かなことですが、以上のようなポイントをご理解いただくだけでも、振動により大切な
データが飛ぶ確率を飛躍的に減少させることが出来ます。
また、パソコンそのものの使い方として理想的な使い方を挙げますと、次のようになります。
A.使用する部屋の温度や湿度に気を配る。(室温は10~30℃以内、湿度は20~80%程度)
*これから夏場にかけては、エアコンがある部屋が理想的でしょう。
B.冬場や空気が乾燥して静電気が起こりやすい状況では、パソコンの背面にアースを接続
しておくのも、良い方法です。
C.特に夕立の起こりやすい時期には、雷ガードのついた電源タップから給電してみる。
D.たまに、筐体側面の排熱用のスリット(溝)に溜まった綿ボコリを掃除機などで吸い取る。
*クリーニングは熱対策としてかなり有効な方法です。ノートパソコンを利用している方は、
ノートパソコン用の冷却パッドなども市販されているので、併用するとさらに効果的です。
要はパソコンの敵である、熱やホコリ、湿気や静電気、振動といった要因を避ける環境を
整えてあげさえすればよいのです。どれも、簡単な対策ですが、これをいくつか実践していただく
だけでも効果てきめんです。どなたにも簡単に出来ますので、ぜひ一度お試し下さい。
それでは!(^ー^)ノ~~Bye-Bye!